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プレーオフではなく、罰打でメジャーの幕が閉じた。首位で出た竹谷佳孝（３４）＝エー・エム・エス＝が８バーディー、４ボギーの６８で回り通算１７アンダーで逃げ切りツアー初優勝を飾った。１８番のボギーで韓国の李尚熹（２２）に並ばれプレーオフ突入かと思われたが、李の１１番グリーンでの違反行為を視聴者が指摘。スコア提出場で２罰打が課され、決着となった。１８歳からゴルフを始めたプロ９年目の３４歳がメジャータイトルを手にした。

　３４歳でたどり着いた初優勝。竹谷は「自分がやると決めたことなので、苦労と思ったことはない。家族の理解と応援があったからここまで来られた。少しだけ恩返しができたかな」と、家族へ感謝の言葉を並べた。

　妻・慶子さん（３０）は初めて観戦に訪れた。「優勝すると思ったので。シードを取れたことがうれしい。毎年予選会でドキドキするのがいやだったから」。
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